ATA説法集・復刻版


 

 

1987年1月3日または4日  丹沢集中セミナー 於・丹沢

 
 
      【テープ起こし:不明】
      【テープ起こし2:●●(951229・611-最後まで)】
      【聞き直し:●●(960702)】
      【聞き直し2:●●(960707)(960822・販売用テープ聞き直しのため)】
      【校正:●●(960927)】


      ※原本写しでは一月三日と四日は全く同じだった。切れ目も特にないようなので、87010323と87010324と87010425のファイルを一緒にした(960927・●●)。
      ※テープは二種類ある。一つは水色のレーベルのものと、もう一つは原本。☆から最後までは水色のレーベルのテープにしか入っていない。質疑応答の途中で、水色のテープでは★→★に飛んでいるが、原本ではそのようになっていない。


      《ここから元87010323.JXWに入っていたもの》 

      ※販売用テープ2-3の2
       今回のセミナーは会員の皆さまに迷惑のかけどうしでした。一月の一日に予定どおり九度八分の熱が出て、弟子たちの勧めによって薬を飲んで、一時的に抑えたわけですね。それで、一月の二日の日の説法のときに、これはカルマになりますよというわたしはお話をした。案の定シャクティーパットを少しやった途端、そうですね、一時間半ぐらいの間かな、七度五分、七度八分、そして九度一分とはね上がった。しかし、予定どおりのシャクティーパットを終え、休ませてもらった。途端に、九度三分、九度五分、九度八分になった。
       そして、皆さんの修行の中で、わたしのエネルギーを最も使うグルヨーガの時間、ムーラダーラ・チァクラとね、マニプーラ・チァクラからものすごい炎が立ち昇った。これはわたしも今まで経験したことがない。そしてその炎は背中も焼き尽くして、全面と後方から一気に昇った。そうだね、グルヨーガが終わるまでだから、約二時間ぐらいのものだと思う。
       そして覚めて、ケイマ呼んでね、非常に気分が良くなったと。体温が引いたから熱を測れと言った。ところが、そのとき九度八分だったんだね。だからおそらく四十度は楽に超えてたと思う。
       経過が前後するが、そうだね、十時ちょっと前ぐらいかな、弟子たちをすべてはずして、もうこれではどうしようもないからといって瞑想しました。そして、わたしの主神であられるシヴァといろいろお話をした。わたしにシヴァはこうおっしゃるわけだ。「麻原、おまえはラージャ・ヨーガで成就しているのに、なぜラージャ・ヨーガを使わないんだ?」と。「今おまえのシステムはクンダリニー一辺倒じゃないかと。そして、グルヨーガもおまえのクンダリニーのエネルギーを使っている。もちろんシャクティーパットもそうだと。だから、おまえはシャクティーパット、グルヨーガをやってるときは、クンダリニーのコントロールがきかないよと。おまえが自分の病気をコントロールできないのは当然じゃないか。しかも、エネルギーをロスするわけだから」。
       ここは、皆さんが人の病気を治すとき気をつけてほしいことだ。クンダリニー・ヨーガの成就者であっても、クンダリニーを他人に使う場合、エネルギーのロスは激しい。だからシヴァ神がわたしにこうおっしゃったんだね。「だから麻原、おまえはおまえの病気を治せないような成就者だったのか」と。途端だ、わたしはすべての弟子をわたしの部屋から追い出した。そしてそれからは瞑想です。
       久々に瞑想したね。ちょうどそうだね、今日の六時ぐらいまで、休み休み、時間にしてどうだろうね、十五時間ぐらいは瞑想したんじゃなかろうか。そして、十二時ぐらいには、熱は大体、九度八分から六度五分ぐらいまでには下がっていた。
       そのあとの今日初日の、今回のセミナーで、初日の説法のときにね、質問された世界について、いろいろと遊んできたんでちょっと話したいと思う。それはまず地獄の話だ。
       実は、今回みんなのカルマを受けて一回地獄へ飛んできた。地獄へ落ちるときっていうのはね、これは君たちの修行が成就したらわかるが、修行者は結跏跌座を組んだまま落下し出す。そして、三層のね、壁を突き抜けるんだ。そして、どの地獄かによって違うが、まずランクによって、そうだね、ちょうど牢獄みたいなのが三つぐらいある。それをその壁を突き抜けていく。それはちょうど、現代人にとってはコンクリートみたいに見えてるねえ。そして、その三つの壁を突き抜けたのち、どういうわけかわからないが、――おろし地獄だね、おろし地獄、わかるかな?
      その三つの牢獄を突き抜けて、固定されたのち、あの大根おろしみたいなのがね、こう動いてるわけだ。動けないんだよ、体は。そして背中をすり出すわけだ、こう。わたしはね、仏教徒だから、合掌して、「この苦しみが地獄の住人の楽に変わるんだったら、どうぞもっともっと強い刺激を与えてください」と念じた。途端にそこから解放されたが、今のは一つの地獄だ。
       ほかの地獄もある。それは火炎地獄だ。これは同じように落下するが、もっと階層は下だ。これは周りが火炎で明るい。もちろん自分も焼かれる。そしてね、地獄のおもしろいところっていうのは、この肉体はどうもならないんだ。傷だけが生じているわけだ。わたしは地獄、餓鬼という世界は、中間状態だという話をしたね。
       もちろん冷寒地獄【→寒冷地獄?】もあるよ。わたしがわたしの弟子たちに氷点下の寒い中、裸で座らせるのは、もちろんクンダリニー・ヨーガの成就もあるが、それよりも寒冷地獄で苦しんでいる者たちの苦しみをね、少しでもわかってほしい、そういう思いがあって座らせる。そして、そのとき@合掌?@して、その、「自分が寒さを受けることによって、寒冷地獄で苦しんでいる者の苦しみがなくなれば」と念じることができるようになった段階で、その人は地獄から解放されるんだ。
       そしてそれが、わたしが今回君たちに話したかった四つの無量心のね、「慈悲」という言葉に帰納するわけだ。それは君たちがね、修行者であれば、そして修行が進んでくれば、必ず見ることのできる世界だ。そして君たちの魂は、解脱すれば自由自在にどこへでも飛んでいけるはずだ。
       今日の話は最も大切だよ。それはなぜか。例えばね、クンダリニーの成就者は、本来人には触れない。ラージャ・ヨーガの成就者も触れない。〈どちらかを成就していれば、〉どちらかを成就していた場合は触れない。しかし、両方成就している場合はコントロールが可能となる。それは先程わたしが話したとおり、もしクンダリニーのエナジー【energy】をね、使いすぎたら、ラージャ・ヨーガによって何とか急場をしのぐことができる。しかしあくまでも急場だよ。
       例えばわたしが、じゃあ、ラージャ・ヨーガと言われてもどうしたのかわからないだろう、みんなには。みぞおちのところにね、スーリヤ・チァクラというチァクラがある。このチァクラに精神集中をすると、肝臓の機能を倍増するんだ。そして、食物を下げる働きがあるんだね。胃腸の働きを良くする働きがあるんだ。
       シャクティーパットというのはね、自分の生命エネルギー、それとクンダリニーのエネルギーを使っているわけだから、シャクティーパットの後は食欲、性欲、睡眠欲、これはあるよ。しかし、気は働かなくなっている。だから消化不良を起こすわけだ、食べても。大体シャクティーパットのあとは、わたしは初めのうちは一週間ぐらい寝続けていた。しかしそのうち慣れてきた。いや、でも今考えてみると、慣れてきたというよりも内側に貯蔵し続けていたんだね。――タオルくれ。(ケイマ大師?:はい。)
       それでわたしはこう考えた。九度八分の熱があるとき、「もうつらいからこのままニルヴァーナに入ってしまおうか、それとも煩悩を引き出して、つまり胃腸の働きを活発にして、空腹感を呼び起こして、胃腸を働かせて、もう一度戻ろうか」と。そして、わたしは後者を決定したんだ。
       それで、まずわたしはスーリヤ・チァクラに徹底的に精神集中した。そうだね、一箇所に一時間、二時間、二時間ぐらいかな。それともう一つはチャンドラ・チァクラだ。これは霊障チァクラとも言われている。よく霊障がどうだこうだ言う人は、このチァクラが弱い。わたしもシャクティーパットをやると必ずこのチァクラに痛みがくる。このスーリヤ・チァクラとチャンドラ・チァクラに精神集中をし続けたのがね、十二時から始めて、九時ぐらいまでだね。だから九時間ぐらいだ、両方合わせると。まあ途中で休息、あるいは四次元へ飛んだりしてたからね、あるいはシヴァのもとへ行ったり。そして、本当に動き出したのが、――●●。食物をとったのは何時だったか?
      (●●)四時半ぐらいです。
      四時半ぐらいだね。それまでは闘いだった。わたしは初めて自分が、自分の受けたカルマに対してラージャ・ヨーガで立ち向かったからね。つまり、去年から今年にかけてわたしが行なった六百回分ぐらいのシャクティーパット、まあ六百人のカルマだな、と(の)闘いだった。それはすさまじかったよ。しかし、いい経験をさせてもらったなとも思った。
       そしてまあ、シヴァといろいろ話した。内容は別にして、わたしが皆さんに訴えたいことは、霊性の向上というものはね、大変なんだよってことだ、本当の意味で言ったら。例えばわたしは今平気で十八時間の瞑想だと言っている。わたしにとっては十八時間、二十時間、あるいは二日、三日の瞑想って楽なことだ。
       しかしだよ、もし、この世が単純に嫌で、修行に逃げ出しているんだったら、それは釈迦が説いたように、例えばわたしに帰依して、布施、殺生しない、盗まない、そして愛のないセックスをしない、それから、心を乱すようなお酒の飲み方をしない。これさえ守ればね、天界へ行けるんだよ。逆に、きちんと仕事をしながら、これさえ守れば天界へ行けるんだ。
       しかしそうではなくて、もし仕事は仕事として、もっとより多く霊性の向上をしたいと考えるんだったら、自己を律して、シャクティーパットを受ける準備をして、きちんと。そして受けてほしいと思うんだ。
       わたしは初めて皆さんに注文をつけたよ、今回。今までは一日二回、三回平気でオナニーはする、悪いことはする、それでもどんな子でも霊性の向上は必要だから、禁欲をし、善行を積み、修行を重ねてきたわたしのエネルギーを移入してきた。しかし、今からはそれについて考えなければならないと思っている。
       そして、これはわたしが初日に話したことと矛盾するが、もっともっと下の世界あるいは上の世界をね、君たちに教えたいと思う。君たちのこういうカルマによって君たちはこの世界に行きます。それをリアルにリアルに教えたいと思う。それは少なくとも、この日本の中で、欲界・色界・無色界、特に皆さんと関係のある地獄・餓鬼・動物・人間・阿修羅・神、この世界へ自由に行き来することができるのはね、わたししかいないんだ。そしてわたしはその役目をね、忘れていたような気がする。
       わたしはこういう書き方をしている。わたしはラージャ・ヨーガで成就したと。クンダリニー・ヨーガで成就したと。ジュニアーナ・ヨーガで成就したと。バクティ・ヨーガでもカルマ・ヨーガでも成就していると。もし、そのわたしがなすべきことをなさなければ、わたしはわたしの主神であられるシヴァに大変な叱りを受けることになるだろう。
       それから、わたしの弟子たちは今回大変いい経験をしたと思う。わたしの弟子たちはね、わたしの完成した状態しか知らない。そして、わたしは大変今多忙だ。今回一年ぶりぐらいでゆっくりさせてもらったわたしは、この病気のためにね。弟子たちはどうかというと、間食はするは、一日二回は食べるは、修行@しろorする@といってもろくにやんないは、こんな状態だった。もちろんみんなクンダリニーは覚醒している。そしてシャクティーパットをわずか六名、七名やったぐらいでぐったりくる。だから、今回の経験は、彼らにとっても最高の経験だったんじゃないかと思う。それは、自分を守るためには修行しかないということをね、そして、きちんとした帰依、実践しかないんだということを弟子たちが理解してくれたら、オウムでのシャクティーパットの儀式、霊的参入の方法というものは廃れることはないだろう。
       しかし、これはシャクティーパットをやったことのある人間でなければわからないが、その苦痛といったらものすごいものなんだよ。まず、視力は低下する。それから意志の力はなくなる。つまり、ボーッとするんだね。それから入れてる手はだるくなる。そして、右手を使う場合、右半身がまず冷たくなってきます。それだけクンダリニーのエネルギーを入れてるんだ、生命エネルギーを入れてるんだ。だから当然会員の皆さんは、このエネルギーが入ってるうちは非常に順調なはずだ。しかしね、バカなオナニーをしたり、暴飲暴食をしたり、あるいは性欲にあかせて【△】セックスをしすぎたりすると、当然クンダリニーのエネルギーというのはね、生命エネルギーだから、なくなってしまうんだよ。つまり、ざるに水を注いでいるような状態になるわけだな。ということになる。
       だから本当に心して、修行に打ち込みたい、天界へ行きたい、色界へ行きたい、無色界に行きたいという人は、今から(も)オウムはシャクティーパットを受けよう。そうじゃなくて、平行【?】でよければそれでいい、別に。
       わたしは先程言った、釈迦が説いたね、施戒天、これは桐山靖雄の阿含宗では、これを解脱へのプロセスだなんて変なこと言ってるけども、布施、それから持戒、この持戒というのは先程言った、殺生をしない、盗まない、愛のないセックスをしない、嘘をつかない、酒を飲まない、この五つだね。この酒を飲まないというのはアストラル体からの影響があるからだ。だから、五酌とか一合とか心が少し軽くなるぐらい飲むのは構わないだろう。これを守ってオウムに帰依なさったならば、必ずや安定した素晴らしい生活が待っているだろう。
       わたしと同じタイプの修行者が出るのはねえ、大体五百年に一回ぐらいだ。いや、そんなことはない、今まで大きな教団を残した人たちはいるではないかと、考えるかもしれない。わたしが言ってるわたしと同じタイプというのはそうではないよ。オウムは大きくなるかどうかわからないからね。つまり、わたしを含めて弟子たちに〈身体を犠牲し〉身体を犠牲にしなさい、そして、本当の意味での霊的向上を図らせなさいと、そういうグループだね、修行者の団体だね。
       そして、会員の人に、今は関係がないけど、ここでちょっと言わせてほしいことがある。それはわたしの弟子になりたい人、あるいは今弟子の人、聞いてほしい。シヴァがわたしにこういうサインを出した。それはね、麻原は今年一年を見ている限りにおいては、弟子の意見を聞きすぎる。どんどんどんどん落としていきなさい、もっとって。しかし、落ちていく弟子たちはこの世に対する執着が強いから、一生の生活の面倒だけはみてあげなさいよと。これは会員の皆さんの前でわたしは約束しとかなきゃならない。これは昨日わたしがシヴァと話した内容の一部です。
       それからもう一つ。これは会員の皆さまと関係があるが、できるだけ早く皆さんが修行できる道場を用意しなさい、そういう指示が出ました。それはね、小さくて構わないそうだ。そして、本当の意味で完璧な食事、それから静かな環境。だからわたしはそのために全力を尽くすつもりでいます。
       初心者の方がたくさんいるんで、少しラージャ・ヨーガとクンダリニー・ヨーガの違いを説明しとこうかね。メモとりたい人とってください。
       〈ラージャヨーガ〉ラージャ・ヨーガというのはね、今インドで主流なのは、パタンジャリという人が説いた『ヨーガ・スートラ』をもとにしたものが主流です。これは、佐保田鶴治先生が平河から『ヨーガ・スートラ解説』、あるいは『ヨーガ根本経典』の上巻、『ヨーガ根本経典』の中の初めの方にね、「解説ヨーガ・スートラ」というのを書いてらっしゃるから、参考にするとよろしい。わたしの意見と若干違うところがあるけども、参考にはなると思います。
       まず、簡単に述べるとね、悪業をなすな、善業をなせ。そして、〈座法によって、あ、〉アーサナによって座法を安定させなさいと。そして、呼吸法によって心を統制しなさいと。それから、プラティヤーハラといって、まあ制感、感覚を制するっていうんだけどもね、プラティヤーハラによって外界と自己とを遮断しなさいと。そして、ここまでを外側の修行だと言っている。
       この戒律、それからアーサナ、プラーナーヤーマ、このアーサナ、プラーナーヤーマは、今オウムで行なっているアーサナ、プラーナーヤーマが基礎になってます。で、戒律については、十戒ほど厳しいものではないが、グルに対する信仰というものを強調している。つまり、悪をなすなかれ、善をなせね。そして、アーサナによって座法を安定させなさいと。呼吸法によって心を調整しなさいと。そして、プラティヤーハラ、制感によって外界と自己とを分離しなさいと。わたしが弟子たちを追い出したのは、このプラティヤーハラの段階に即入らなければならなかったからだ。いいね。そしてその次にくるのが凝念、つまり、精神を集中すること、精神集中だね。そして、瞑想、そして超覚醒だね、三昧だ。この八段階が一般的にラージャ・ヨーガと言われている。
       しかしねえ、これはジュニアーナ・ヨーガもそうだし、クンダリニー・ヨーガもそうだけども、非常に似てるんだ。

      《A〜B面》
       じゃ、その違いは何かということになってくるね。ラージャ・ヨーガにおいてはクンダリニーを無視してるんだ。もちろん途中で覚醒しなければ解脱はしないよ。でも無視してるんだよ。じゃ、何にポイントを絞っているかというと、真我を見極めること、これのみにポイントを絞っているのがラージャ・ヨーガだ。いいかな。
       ところがねえ、クンダリニー・ヨーガというのは、ムーラダーラ・チァクラから立ち昇ってくるエネルギーがありますね、これをまず覚醒させること、これが第一条件。そして、そのエネルギーが最終的にサハスラーラ・チァクラを突き抜けてニルヴァーナに入ると、そのエネルギーと同時に真我も乗っかって上がっていくからね。これを狙いとしているんだ。そして成就してしまえば、これはどのヨーガもそうだけども、一切のその前のステップはいらないんだよね、本質的には。特にスタート時点で戒律が厳しいのはラージャ・ヨーガです。それはどういうことかというと、精神の集中ができないからだ。いいですか。
       クンダリニー・ヨーガは技法が中心です、どちらかというと。技法というのは、例えばムドラー、それからマントラ、ね、それから、ムドラーも密教的な@意味or印?があるから?@大切にします、これは。特に、ラージャ・ヨーガにおいて印は組みません。
       じゃあ、わたしたちにどういう恩恵、この二つがどういう恩恵を与えてくれるか。仮に、ラージャ・ヨーガだけで成就した場合、わたしたちはプラティヤーハラ、制感ね、つまり周りと自分とを絶えず隔離しとく必要があるんだ。でないと、〈せいちんしゅう〉精神集中、それから、深い瞑想、超覚醒という三つのプロセスがたどれなくなります。だから、ラージャ・ヨーガの修行者はほとんどがヒマラヤにいます。そして、この人たちは大変なパワーを持っている。わかりますか。それは先程も述べたとおり、エネルギーを全くロスしないからね。
       ところがクンダリニー・ヨーガの場合はそうではないんだね。どういうことかというと、サハスラーラまでエネルギーが一回上り詰めてしまうと、あとは自動的に上下するから、まあ普通の生活、一回戻ってくることはできるわけだ。しかし、逆にエネルギーをロスしすぎると、今回のわたしみたいなことになるわけだね。
       じゃ、ついでにジュニアーナ・ヨーガはどうだと。ジュニアーナ・ヨーガというのは哲学的なヨーガという意味。哲学、ここでいう哲学というのは、皆さんの言っているような学問的な哲学ではないよ。自己分析といったらいいのかな。これはわたしの説く四無量心、四念処の瞑想だね。頭の中に入ってる人はいいけど、入ってない人はメモしなさいよ。わからないことは後で聞けばいい。もし、あなた方の中でこれだけの知識が入っているとしたら相当なものだ。そして、この知識があるかないかによって、例えば説法の聞き方が変わってきますよ。
       そして、ジュニアーナ・ヨーガのプロセスというのは、まず、自分の最も身近な課題から入っていく。例えば、今日人に棒でぶたれたと。なぜ棒でぶたれたんだろうかと。それは例えばまあ、相手にとってどういう悪い感情を持たせたんだろうかと。あるいは、自分は何もしてないのに相手が急にぶったとしたら、相手は一体どういう気持ちでいたんだろうかと、いうことから入っていくのがジュニアーナ・ヨーガだね。そして最後は先程のラージャ・ヨーガと同じように、全部を分析し尽くして真我の状態までいきます。だからこのジュニアーナ・ヨーガに関しては、病気治しには全く役立ちません。まあ、原因を分析することはできるよ、ジュニアーナ・ヨーガでね。こういう@状態?@だから病気になったという。
       そして、本当の〈かいせ〉完成というものは、功徳の完成、意志、つまりラージャ・ヨーガの完成、それからジュニアーナ・ヨーガ、分析智の完成、クンダリニー・ヨーガの完成なんだね。この四つの完成がなければ本当の意味での仏陀とは言えない。
       そして、どのステージから、どの段階から歩いても構わないよ。今オウムの、わたしの弟子のグループはいろいろ分類分けがされ出してるからね、特質があるから。どの状態に、どの段階から入っても、きちんと引っ張っていくことができると思う。

      《ここから元87010324.JXW収録》
      ※販売用テープ2-4「シャクティーパットと各ヨーガ」

       もう一度繰り返すよ。ラージャ・ヨーガといわれるものは、悪をなすなかれ、善をなせから入っていくと。そして、アーサナ、プラーナーヤーマ、プラティヤハラ、制感ね、そして、ディヤーナ、〈ダーナ、〉ダーラナー、サマディというね、つまり、精神集中、瞑想、超覚醒というプロセスをたどっていきます。
       クンダリニー・ヨーガについてはそうではなくて、クンダリニーの覚醒、そして、それをサハスラーラから抜き出す、これのみの修行です。だから、激しさからいったらクンダリニー・ヨーガの(方が)激しいが、つらさからいったらラージャ・ヨーガの方がつらい。それは、長く座らなければならないのはラージャ・ヨーガだからだ。そして、もう一つ別枠に、ジュニアーナ・ヨーガがありますよ。
       理解できましたか。理解できた人、ちょっと手挙げさせてくれ。
【※ケイマ大師に対して】
      (ケイマ大師)理解できた方と、理解できたと思われる方、手を挙げてください。
      (尊師)じゃあ、理解できてない方にちょっと質問があれば聞いて、それから入ろう。
      (ケイマ大師)ご質問どうぞ、手を挙げてください。
      (尊師)理解できてない人、手を挙げさせなさい。
      (ケイマ大師)じゃ、理解できてない方、手を挙げていただけますか。はい。あ、どうぞ、手を挙げてください。ご質問ありますか、どうぞ。
      (質問者A)クンダリニー・ヨーガで、クンダリニーがサハスラーラからっていうプロセスは要するにどういうこと@……?@。
      (尊師)あのね、これはものすごいエネルギーなんだよ、一言で言うと。で、ムーラダーラ・チァクラから立ち昇ったエネルギーがね、サハスラーラから抜け出すわけだ、実際には。まあ、そうだね、背骨【はいこつ】を焼きながら@昇っていく?@、ゴーっというかたちでね。そして、ここにあるサハスラーラ・チァクラを抜け出てきます。そして、また戻ってきます。
       ちょっと質問の意味がわからないんだ、これでいいと思うんだけど、もうちょっと聞き直してちょうだい。
      (ケイマ大師)はい。具体的に……。
      (質問者A)そういうふうになると、どうなるんですか。
      (尊師)それはね、チァクラの理論で、このサハスラーラを抜け出すと最終解脱だといわれてるんだよ。最終解脱というのはニルヴァーナだ。そうするとこのクンダリニーがムーラダーラからサハスラーラを抜け出すよね。それと同時に、アートマン、つまり真我が、一緒に乗っかってサハスラーラを抜け出ると。それで成就だというふうに考えてるわけだ、クンダリニー・ヨーガというのは。で、いいかな。わかりづらいかな、まだ。
      (質問者A)でも、クンダリニーは何回もこう上下@……@。
      (尊師)そのクンダリニーが上下するというのは、サハスラーラを完全に破りきってない場合だね。
      (質問者A)一度破るともう成就というふうに……。
      (尊師)成就だね、それは。それはもう、一回上がるでしょ。で、戻ってくるよね。もうあとは肉体を捨てるときにその道を使うわけだ。いいかな、それで。肉体を捨てるという意味わかりますか。つまり、昨日のわたしの選択はそれだよ。肉体をここに残すか、あるいはエネルギーを上昇させて、サハスラーラから抜け出させるか、これは自由になるんだよ。ラージャ・ヨーガの成就者もそうだし、クンダリニー・ヨーガの成就者もそうだ。わかるかな。で、クンダリニーの普通の上下というのは、サハスラーラまでは上がらない。サハスラーラの少し手前までだね。実際には、成就しているのは。最終的には、このサハスラーラから抜け出します。いいかな、まだわかりづらければ聞いていいよ。
      (ケイマ大師)ほかにあと、理解できなかった方、ご質問ありますか。はい、どうぞ。
      (質問者B)今、抜け出すってことをおっしゃられたんですけども、抜け出すということは、@宇宙の自分に……?@
      (尊師)そうです、そうです、はい。一つプレゼントをしようね。これは言うのよそうかと思ったんだけど、中には変な人、作家の変な方がいて、僕の説法を勝手に本に書いてる人がいるみたいだから、まあ、迷ったんだけどもねえ、みんなチァクラというのは、ムーラダーラがあって、スヴァディスターナがあって、マニプーラがあって、アナハタがあって、ヴィシュッダがあって、アージュニァー・チァクラあるというふうに考えているね。そして、精神集中というものは、そこにしなければいけないというふうに書かれている。
       ところがだよ、アージュニァー・チァクラに精神集中したならば、すべてのカルマは落ちるであろうと経典に書かれている。これは、秘儀だよ。よーく覚えといた方がよろしい、いいか。ブラフマランドラまでの道はわずかに数センチしかない。そしてね、実は、このアージュニァー・チァクラから六分割したポイント、ポイントにチァクラが存在してるんだ。そしてそのチァクラというものはね、ムーラダーラをまず、アージュニァーの次のチァクラを動かしてます。その次のポイントはスヴァディスターナ・チァクラだ。そして、マニプーラ・チァクラだ。つまり、ここに精神集中して、ここから入っていければ、すべてのチァクラを克服することができるということだ、実質的にはね。
       だから、ここは、アージュニァー・チァクラは解脱への門だといわれているんだよ。それはヴィジョンが見えるからではなくて、実質的にはアージュニァー・チァクラではなくて、いいかな、アージュニァー・チァクラからサハスラーラ・チァクラまでの道筋が解脱への門、ということなんだ。これをよく理解しときなさい。これを君たちが知るだけでね、精神集中の仕方が全く変わってくるだろう。それはどういうことかというと、アージュニァーより少し上に精神集中すればね、ムーラダーラ・チァクラは当然動くだろう。それより少し精神集中をすればスヴァディスターナは動くだろうね、当然。いいかな。そして、このことについては他言しないように。
       はい、ほかに質問があったら受けます。
      (ケイマ大師)はい、ほかにご質問ございますか。――はい、どうぞ。
      (質問者C)いいですか。先程、ラージャ・ヨーガとかジュニアーナ・ヨーガ、クンダリニー・ヨーガという三つの完成がなければ真の仏陀とは言えぬというふうに先生おっしゃられましたが、真の仏陀というものの定義をもう少し具体的にお教え願えませんでしょうか。
      (尊師)まずあの、完璧な功徳がなければなりません。それが第一ですね。第二に、強靭な意志の力がなければなりません。しかもその意志の力は、透明でなければなりません。第三に、正確な識別能力がなければなりません。しかもそれは個人の利益を超えているものでなければならない。そして、ジャパ・ヨーガ、マントラ・ヨーガ、ハタ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、カルマ・ヨーガ、クンダリニー・ヨーガ、ラヤ・ヨーガという技法ですね、これに熟達していなければならない。これがベースです。その上に仏教観、四つの無量心、四つの念処、これを完璧に自分のものにしておかなければならない。〈これがそなわ、〉この全てが備わっている人こそ仏陀です。よろしいでしょうか。
      (質問者C)じっくり考えてみます。
      (尊師)はい。
      (質問者C)ありがとうございます。
      (ケイマ大師)はい、ほかにご質問どうぞ。はい。
      (質問者D)今ので、完璧な功徳っていうのはどのように積んだらいいんでしょうか。
      (尊師)うーん、難しいね。なぜ難しいかというと、みんなが考えているように、これ、ここまでが功徳だというランクがないんだよね、一言で言うと。例えば、過去世からわたしのカルマを見ていると、もう、連綿として何劫、何十億劫という間、いろんな形で功徳は積んできている。しかし、それがパーフェクトであるかといったら、そうではないかもしれない。劫というものは四百万年ぐらいだね。
       一言で言うならば、土壇場に追い込まれたときも他のことを、他の人のことを考えられるかどうか。もし、そのステージに入ったならば、それは完璧な功徳ということができるだろう。例えば先程わたしが言った、地獄に落ちた段階で地獄の他の住人のことが考えられたら、それは完璧な功徳だろうね。
      (質問者D)じゃあ、いつでも他人のために行動していく……。
      (尊師)だから、それが非常に難しいんだ。それは例えば、わたしは電車ではね、席を譲らないんだよ。特に、ご老人がいらっしゃる〈前は、〉場合は。ジーッと見ている。そしてこの人は替わってもいいなと思ったら替わる。そうでない場合は決して替わらない。それはなぜかというと、その人に肉体がある場合の方がね、苦痛というものは和らぐんだよ。つまり、その人を楽させてあげることによって、その老人の悪業のカルマが、また増えたり、あるいは減らなかったりすることは、大乗の修行者にとってはプラスではないんだね。わかるかな、言ってることは。
      (質問者D)じゃ、そのへんの見極めができなかったら、@……@席を譲っても徳にはならない……。
      (尊師)もうそれは全く、いや、譲った方が徳になるだろうよ、もう少しはね。〈譲った方にはとく〉譲った方は徳になるだろうけども、見極められたらもっといいということだ。だ、その完璧なというのはそういうことなんだよ。
       例えば、密教修行者のティローパが、魚を、そのまま生きた魚を焼いて殺して食べている。彼は完全な成就者である。それは何をやった、ポアをやってたわけだね。その魚の魂を上昇させるわけだ、他の世界へ。高い世界へ上昇させるんだから、ティローパは功徳を積んでるわけだ。わかるかな。ところが、釈迦牟尼の「殺生をするなかれ」という言葉からいったら、殺生をしてるだろう。わかるかな。だから、もう定義上の問題で非常に難しいんだね、そこは。だからランクに応じて、その人がそのときにできる最高のことをやる、これしかないと思います。
       だから例えばね、インドのヨーガの、そうだね、チベット密教というのはね、非常に荒っぽい宗教でね、例えばミラレパは教えを請うた先生の一人にね、お前はあの盗賊を殺してこいと。やっぱり殺しているからね。ミラレパはみんなよく知っていると思うけども。そして、そのミラレパはその功徳によって修行を進めていくんだよ。
       だから非常に功徳というものは難しいわけだ。だから、どの門の修行に入るかによって功徳は若干変わります。仏教的なオーソドックスなやり方をするとするならば、まずとにかく禁戒を守る。殺生、偸盗、ね、殺さない、盗まない、これから入っていくプロセス。そして、酒を飲まないがある。
      《1/4水色のレーベルのテープでは★→★に飛んでいるが、原本ではそうなっていない》

       そして、グルとグルの弟子たちと★《テープ切れ(原本)》

……という修行の場合はまた違ったやり方になるんだよ。だから、どちらのプロセスで入ってくるか、あるいはその人がどのステージにいるかによってね、非常に複雑になってきます、難しくなります。
       それはね、こういうことなんだ、言い方を換えれば。例えば、ジュニアーナ・ヨーガにおいてはね、分析する力がもともとある人こそ、そのジュニアーナ・ヨーガに向いているわけだ。わかるよね。そうすると、ラージャ・ヨーガについては、とにかく頑固者、意志の強い人、この人こそがラージャ・ヨーガに向いているわけだ。逆に、クンダリニー・ヨーガについては、透明に近い人、真っ白な人ね、つまり、グルがプリントしたときに、ぱっとその色に染まれる人。この人こそがクンダリニー・ヨーガに向いているわけだ。
       そうなってくると、それに対する背景の功徳というものがね、変わってくるわけだよ。例えばね、一日二十杯水をかぶると決めて、とにかく死ぬまでかぶり続けたと。これは何のプロセスかわかるね、もう。ラージャ・ヨーガのプロセスだ。そして、このラージャ・ヨーガのプロセスである水をかぶること、これはラージャ・ヨーガにとって功徳になるわけだよ。わかるかな、言ってることは。
       そして例えば、とにかく何でもかんでも、これはなあにと。「What is this?」だね。これはなあに?
      これをいつもやっている人。そして、「Who am I?」だね。 わたしはだあれ?
      これをいつもやってる人、この人はジュニアーナ・ヨーガに向いているということになる。そして、ジュニアーナ・ヨーガの功徳を積んでいるってことになる@わけだよ?@。
       そして、クンダリニー・ヨーガにおいては、グルグルグル、グルグルグル、あー、グルグルグルグルグル。グルのためだったらいつ死んでも構いません。グルグル、頭の中はいつもグルのことばっかし。グルのためだったら死ねる。グルのためだったら殺しだってやるよと。こういうタイプの人ね、この人はクンダリニー・ヨーガに向いてるっていうことになる。わかるかな。そして、そのグルがやれといったこと全てをやることができる状態、例えばそれは殺人も含めてだ、これも功徳に変わるんだよ。だから、そのどのプロセスをたどっていくか、条件によって違ってくるわけだ。そしてそれは、今の日本のね、宗教理念からいったら、特に、最後のクンダリニー・ヨーガというものは、受け入れられづらいだろうなとわたしは考えている。
       わたしも過去世において、グルの命令によって人を殺しているからね。自分は死ねるが、カルマになる人を殺すということはできないもんだ。しかし、そのカルマですらグルに捧げたときに、クンダリニー・ヨーガを成就するんだよ。わかるかな、言ってることは。だから、その背景となるもの、修行法によって変わってくるわけだ。
       いや、じゃあおかしいじゃないかと。そこで殺したんだから、それはカルマがあるじゃないかと考えるかもしれないけど、そうではないんだよ。例えばグルがそれを殺せと言うときは、例えば相手はもう死ぬ時期に来ている。そして、弟子に殺させることによって、その相手をポアさせる。一番いい時期に殺させるわけだね。そして例えば、もう一度人間界に生まれ変わらせて、修行させるとかね。いろいろとあるわけだ、それは。だから、功徳については非常に説明しづらい。
       ただ、無難な方法は、先程言った、釈迦牟尼の言葉を借りるならば、仏陀と仏陀の説く法とその弟子たちね、サンガね、サンガに帰依し、供養するということ、それから、殺さない、盗まない、よこしまなセックスをしない、嘘をつかない、そして、心の乱れるような酒の飲み方をしない、ということになっています。そして、わたしもそれが無難だろうなと思っている。いいかな、それで。
      (質問者D)はい、わかりました。
      (ケイマ大師)はい、どうぞ。
      (質問者E)すみません。また、よろしいでしょうか。
      (尊師)はい。
      (質問者E)そうしますと、真の仏陀とは、例えば、クンダリニーが全て上がって、全てのチァクラが、その、完璧に開いてと、そういう状態とイコールではないというふうに考えてよろしいですか。
      (尊師)考えていいですね。というよりも、チァクラ自体は表面です。皆さんの中に勘違いがあるかもしれないけども、チァクラ・ヨーガというのは基礎です、これは。その説明必要ですか。
      (質問者E)それは、そのへんはちょっとわかるような気がいたします。
      (尊師)あ、そうですか。わかりました。じゃ、いいですね。
      (質問者E)はい。
      (尊師)はい。
      (ケイマ大師)はい、どうぞ。
      (質問者F)オウムで@こう入るひと?@は、クンダリニー・ヨーガというのは@……@けども、
      (尊師)《テープ1〜2》いや、違いますよ。一言で言うと釈迦の説いた法です。一言で言うと。そうすると阿含宗とだぶるけどもね。阿含宗のは釈迦の説いた法じゃないから(笑)。
       どういうことかというと、クンダリニー・ヨーガは技法の一つです。例えば、今やっている四念処観がありますね、四つの無量心【△】。これは知ってますか。ご存じないかな。それについては、例えばこれはジュニアーナ・ヨーガに属します。そして、例えば一点を凝視させるですとか、あるいは、チァクラに対して精神集中させるですとか、これは、ラージャ・ヨーガに属します。そして、わたしのシャクティーパットはクンダリニー・ヨーガです。いいですか、それで。
      (質問者F)ということは、この三つのヨーガの、どの功徳があっても功徳にはなるということですね。
      (尊師)もちろん功徳にはなりますね。
      (質問者F)そうですね。
      (尊師)ええ。
      (ケイマ大師)ほかにありますか。――はい、どうぞ。
      (質問者G)もう一度あの、念を押すようで申し訳ないんですが、なかなかわかりづらいものですから、もう一回@聞いてください?@。例えば、その強靭な意志力といいますね、その場合にその、例えば先生のように、大乗の仏陀の段階を超えられたような段階でですね、例えば、衆生の魂の霊格の向上ということを例えば誓願として@立てられた?@場合にはですね、輪廻転生を超えて、未来永劫、その誓願を達するというところまでの強靭な意志ということになりますでしょうか。
      (尊師)もちろんそうですね。ただ、うーん、難しいなあ。もう一度繰り返してください。ちょっとわかりづらい所があったんだけども、質問の中で。
      (質問者G)はい。強靭な意志力といった場合に、例えばそれはもう輪廻転生を超えてですね、例えば、先生が一つの誓願を立てられたとしましたならば、衆生済度という誓願を立てられましたならば、それはもう、先生の輪廻転生を超えてまで、未来永劫、その目的成就のために邁進すると。そこまでのものなんでしょうか。
      (尊師)例えばわたしが今生で救済活動を始めた背景には、当然前生の誓願があります。そして、この誓願というものは、先程言いましたとおり、もう何十カルパも前からの請願です、一言で@言いますとor言うと@。ですから、何十億年も前からと言っていいでしょう。よろしいですか、まずそれは。第一段階として。
       それから、その意志の力によって、わたしと同系統の魂を持っていらっしゃる方、言い方を換えれば清らかな方々は、そのわたしの〈意思に〉意思と感応して必ず集まられます。そしてその人たちは、必ずやわたしと同じ道を歩くでしょう。よろしいですか。つまりその人たちの輪廻すら含んでしまうわけです。巻き込んでしまうわけです。ですからあなたのおっしゃるとおり、当然未来に対する種ですね、これは当然まかれます、この世で。つまり未来永劫ということができるでしょう。よろしいでしょうか、それで。
      (質問者G)ありがとうございます。
      (尊師)それから、皆さんはダーウィンの進化論を信じますか。どうですか。
      (信徒1)よくわかりません。
      (尊師)よくわかりませんか。どうですか。
      (信徒2)@……@。
      (尊師)信じますか。
      (信徒2)信じない。
      (尊師)信じませんか。ちょっと聞いてみたいな。ダーウィンの進化論を信じる人と信じない人、信じる人、ちょっと手を挙げてもらえますか。@……@ちょっと聞いて。@……@。
      (ケイマ大師)信じる方は手を挙げてください。――@……@十八人ぐらいです、大体。
      (尊師)十八人ぐらい。じゃ、信じない人は。
      (ケイマ大師)信じない方、手を挙げてください。@……@。手を挙げてらっしゃらない方、数名いらっしゃいます。
      (尊師)あ、そうか。
      (質問者H)ちょっと質問あるんですが。
      (尊師)はい。
      (ケイマ大師)どうぞ。
      (質問者H)@●●?@と申します。今までは、学校教育では進化論ということでわたしもそう思ってたわけなんですが、年とりまして、仏教とかいろんなあの、独学で本を読みまして、人間はあくまでも人間やと、人間が犬になることはないと、ということを言いますので、@……@【※咳で聞き取れない】一番今現在迷ってるわけでございますが、ただ、肉体的なその三次元の世界に現われて、その心は人間であっても、いや、心が動物であれば、人間がですね、例えばその犬の世界に肉体的に出るだけであって、心のその四次元以上の世界での問題と三次元の問題と混同してですね、進化論というものが、そのへんを心の面までを言っているのか、そのへんがわからないわけです。
      (尊師)あ、進化論がですか。
      (質問者H)はい。だから、最近に至りまして、人間が、次はですね、自分とこの家の飼い猫が、将来また転生して人間になるとか、人間がまた動物の飼い猫で@……だい?【※テープ切れで聞き取り不能】@てくとかいうようなことが書かれてる本もありますので、片方では、あくまでも猿は猿であって、人間は人間であって、人間から犬になることはないんだ、ということ説いてますんで、そういうような意味でも、このようなお教えのもとに入ったわけです。
      (尊師)ああ、そうですか。なぜ今そういう質問をしたかといいますとね、これは、本当に成就なさい。そうするとまずね、地球というか人間界の、人間界というかな、地球の周期だね、これは六万年なんだね。六万年で大体一つの周期を形成しています。もちろん今のわたしたちの文明、いや、わたしたちの文明以上に発達した文明を持っていたわたしたちがいたんだよ。
      (質問者I)先生。
      (尊師)はい。
      (質問者I)そいじゃ、例えば百万年とか、もっと昔、一億年とか二億年とか、もしくは、うーん、@百五十億?@年、一般にいわれているビッグ・バンがあったといわれているところでも人間は存在していた……。
      (尊師)もちろんそうだよ。だから地球という(も)のは一つの乗り物だから、そのとき地球が存在していなくても、違った惑星で同じような形で存在しているし、また今もそうだけどもね。今の人間社会よりも高度な文明@……@社会が当然存在していますよ。
      (質問者I)もちろん、地球@自体?or時代@にっていう考え……。
      (尊師)いや、そうではないよ。地球もそうだよ。この地上にも今のわたしたち以上の高度な文明は成立していました。で、大体それが六万年ぐらいの周期なんだ。
      (質問者I)じゃ、最初の起源ていうのは、つまり、ごめんなさい、地球に関してですよ、最初の起源ていうのはどういう@……@、例えば。
      (尊師)いや、地球ができ上がった起源については全く同じだね、それは。
      (質問者I)ええ、ええ。地球のですね、地球ができ上がったのはまあ、およそ四十六億年ていわれてますよね。でまあ、ひょっとして、ひょっとしてっていうか、ダーウィンの進化論であれば、最初になんか〈アメーバみたいなやつが、あ、〉タンパク質ができて、で、アメーバーができて、それからなんかこう、どんどんどんどんなって、恐竜が生まれたりとかこう変わっていきますよね。
      (尊師)あ、それは正しい。そのプロセスは正しいんだよ。どういうことかというとね、こういうことなんだよ。つまり、ここに魂があるよね。で、その魂というのはいろんなカルマをしょいます。そして例えば、あなたがね、人間のカルマ、人間のカルマが生じたとしようね。そうすると、ちゃんとその場所は用意されてるんだよ。それはわかりますか?
      そしてそこへ再生するにすぎないんだ。だって、今だってアメーバーいるでしょ、当然。
      (質問者I)そうですね。
      (尊師)で、人間がアメーバーに生まれ変わるかといったら、当然生まれ変わるね、これは。信じられないかもしれないけども。それはなぜかというと、わたしたちの真我というものはね、ものっすごく微細なんだよ。それは、原子よりも微細なんだ。だから可能なんだね、どの中に入ることも。そして、そのプロセスはね、瞑想に熟達したらよく見ることができる。
      (質問者I)何を見る@んですか?@。
      (尊師)そのプロセスをだ。
      (質問者I)プロセス、
      (尊師)生まれ変わっていくプロセスをね。ちょっと、今、君の質問で話が飛んだけども、だから地球がある段階に入ってから、正確な言い方をすると、哺乳類が現われてからと言った方がいいだろう。それから以降は、六万年周期でこの地球は破壊と創造を繰り返している。
       だから進化論については、正しい部分と正しくない部分とがあるんだね。これは皆さんが自由に魂を抜け出すことができて、そして自由に未来へ飛んだり過去へ飛んだりね、することができるようになったら、おわかりになると思います。
       そしてね、ここにいる皆さんはチャンスなんだよ。それはいろんなインチキな本があるけども、そういう本を信じるんではなくて、自分の経験を信じてほしい。これはわたしからのお願いだ。
      ――質問を続けてくれないか。
      (ケイマ大師)はい。どうぞご質問のある方は手を挙げてください。
      (質問者J)すいません。そうしますと、真我というものはですね、最初、この宇宙といいますか、この世ができたときにはすでに、ある一定の数は保持してたわけでしょうか。
      (尊師)いや、真我はそういうのはありません。昔も今も変わりません。
      (質問者J)というのは数には関係ないわけですか。
      (尊師)そうです。あなたはあなただから、ずっと。わかりますか。
      (質問者J)と、宇宙創世のときからもうあったということですか。
      (尊師)もうあったということです。
      (質問者J)あ、そうですか。
      (質問者K)すいません。
      (尊師)はい。
      (質問者K)それに関連するちょっと@興味本位?@、あ、質問なんですが、
      (尊師)ええ、構いませんよ。
      (質問者K)真我の数が一定だとすると、人間に入り込む魂の数がこう、最近、一千年ぐらいは増えている、@ですよね?or現象ね@。それは何か理由があるんですか。
      (尊師)一つは、そうだね、地獄・餓鬼・動物、それから人間、それから阿修羅・神と、六道がありますね。で大体、二ランクに分かれているんだよ、正確な言い方をすると。動きやすいんだね、これは。つまり、地獄・餓鬼というのは非常に動きやすいし、それから、動物・人間というのは動きやすいんだよ。それから、阿修羅・神というのも動きやすいわけだ。これは同じ世界に属してます。例えば、地獄で生活していれば餓鬼のことがよくわかる【△】。餓鬼で生活していれば地獄のことがよくわかる。下から上は見えないけどね。見えないというのは、〈そん、〉そうだなあ、猫が人間を見てるようなもんだから、非常にわかりづらいけども。餓鬼から地獄というのはわかります。それと同じように、人間とそれから動物ね、この二つというのは一つのジャンルに属しているわけだよ。まずそこはわかるよね。この世に人間と動物がいるというのはわかるでしょ。今、三次元的に。 そして、〈動物のげん〉動物の減少、まあ動物というか、正確な言い方をすると、生き物の総数からいったらそんなに変わってないと思うよ。その動物とそれから人間の差といったらいいのかな。そんなには変わってないはずです。だから許容量というのはもっとあるはずだね、人間の許容量というのは。まあ、いいことだけどもね。人間界に人がそれだけ増えたということは、正しい信仰をもって上へ上がっていくチャンスでもあるから。
       だから、まあキリスト教的な考え方を@かなり?@ここで使うならば、七千年の至福の時代に来るんだから、というふうに考えられるかもしれないけど、わたしはそういうふうに楽観的に考えてないんだよ。単純に、動物を殺生して、動物はそのカルマを落として人間界に上がってきた、というふうに考えています、それについては。よろしいかな、それで。それは、もしよかったらデータを調べてほしい。おそらく、ズレがないはずだから、そんなに。特に大きな生き物ね。
      (質問者K)そういう大きな動物の生き物の数と人間に対する@場合?or割合@ですか。
      (尊師)そうそう。そんなに差はないはずです。微生物の差はそんなにないから。ないと思うから。
      (ケイマ大師)どうぞ、ご質問がある方。はい。
      (質問者L)六万年周期で人間が、@……こうないの、神秘的な?@
      (尊師)ええ、構いませんよ。
      (質問者L)その六万年というのは、まあ近いんじゃないかと思うんですね。まあその話、@一般にor?さかんに@いわれてますけれど、それは、今の世に近いんでしょうか。
      (尊師)あ、終わりですか。
      (質問者L)終わりです。
      (尊師)(笑)終わりか。
      (質問者L)ええ。だから、もしそんな場合、自分を捨ててないっていいますか、解脱してないと、どうなってしまうんでしょうか。
      (尊師)例えばね、こういうふうに考えるとよろしいんだなあ。ここでだれかが核ボタンを押すとしよう。これはだれの責任ですか。例えば、わたしがここで核ボタンを押したとしようね。これはだれの責任ですか。
      (質問者L)先生、
      (尊師)の責任になる。しかしこれを許した人がいる。
      (質問者L)@……@
      (尊師)困りますね、当然。そのカルマは大きいだろうね、おそらく。まあ、日本の宗教家の先生方が中間状態に入って、浮遊霊がたくさん増えるとおっしゃたけど、わたしはそうは思わない。地獄の住人が増えるだけじゃないかと思うね、地獄・餓鬼の住人が。これを押させたという責任においてだよ。例えばわたしたちはすでにいろんろなカルマを積んでるからね。その、自然を破壊するという意味において。緑をまず破壊しているし、それから空気も汚染しているし、そして食物も汚染しているしね、もちろん。それから動物たちを多量に殺しているし。しかし、わたしたちが生きる分殺すということは、わたしたちのカルマの中で一応は認められているんだよ。だから、そんなに落っこちることはない。しかし核ボタンを押させる、押した人はもちろんだが、もしだよ、これを認めるようなことがあったら、それは、それを認めた人たち全員にカルマがかかってくると思います。そして、最悪の状態、そうだね、やはり、ほとんどが高熱地獄に落ちるんではないかな。よろしいですか、それで。でもそうならないようにしましょう、努力して。
      (ケイマ大師)どうぞ。
      (質問者M)先生、先程六万年周期とおっしゃられましたが、周期といいますと、必ずそれを、何ていうんですか、決定要因というものがあると思うんですよね。例えばどのような直線に対しても、微分すれば接点は引けるわけですから、そのような関係で、その六万年周期を決定する要因というのはいくつあって、それはどのようなものなのでしょうか。
      (尊師)それはね、一言で言うと飛ぶしかないんだよ。
      (質問者M)はい?
      (尊師)飛ぶ。
      (質問者M)飛ぶといいますと?
      (尊師)つまり、時というものは何だと思いますか。そこから話さなければならないね、そうなってくると。
      君たちは矛盾を感じないかな。例えばヨーガの理論においては、無始の過去より未来永劫に至るまでわたしたちの真我は生き続けていると。そしてそれは、苦界に一歩さまよい、苦界をさまよっていると。そして、それ以前に真我というものはあったんだと。わかりますか、言ってることは。今の、わたしが今言ってることわかるかな、どういうことか。
      (質問者M)そこまでの段階ですと、まだはっきりわかったとは申し上げることはできません。
      (尊師)うん。つまりこういうことだね。スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ師が、現代の科学には限界があると。それを超越すること、超越する、それこそ魂の科学であるという言い方をしているんだよ。それでね、今の科学というものは始めがあって終わりがあるわけだ。それはわかるかな、まず。わかりますよね、それは。
      (質問者M)それはわかります。
      (尊師)ところが、例えばエンライトすると、すべてが相対的なもの、つまり凝縮してすべてを見ることができるわけだ、言い方を換えれば。それはわかるか。
      (質問者M)それは、わかると思います。
      (尊師)わかりますか。
      (質問者M)はい。
      (尊師)つまりその、六万年周期というものは、エンライトした段階、ここで大切なのは〈セルフリアラ〉セルフリアライズ、つまり、自己実現というのは関係ないからね、ここでの場合は。ここでの場合はヴィジュアルのものだから、すべてが。すべてを一瞬に、しかも正確に、解脱した段階で見ることができるんだよ、それは。それは科学で証明するとかしないとかいう範疇ではないんだね、一言で言うと。だから、例えば説明の柱というのは非常に立てづらいんだな。わかりますか。だから、君の質問に今は答えられない。
      (質問者M)では、質問の仕方を変えます、よろしいですか。
      (尊師)ああ、いいよ。
      (質問者M)じゃあその、なぜその六万年周期という周期を、まあ決定したというか、そういうものを、そういった波動を送る必要があるわけでしょう、まあ、もちろんそれによって、魂に対して刺激を与え、その霊格の向上を促すということは考えられるんですけども、もう少し深い段階で、何かありますでしょうか。
      (尊師)それはね、世界というものは六を基礎としてできているというのは知ってますか。
      (質問者M)六年ですか。
      (尊師)六を素数としているんだよ。
      (質問者M)七ではなくて六ですか。
      (尊師)六です。それはどういうことかというと、例えば、考えてごらん。地獄から始まって天界までいくつある?
      六つあるよね。地獄・餓鬼・動物・人間・阿修羅・神と。六つでしょ。そして、その、例えば神を、まあ阿修羅もそうだけども、神をジャンル分けしてみると六つあるんだ。六界に分かれているんだ。もっと、まあそれから、色界ね、次のその上にある色界、これも六つあります。六界分かれております、六つに。無色界も六つのジャンルに分かれている。これは、わたしが知り得た世界と釈迦牟尼がお説きになった世界が同じだから、まず間違いないと思います。つまり、素数が六になってるんだよ。まず、それを頭に入れておいてほしいね。
       じゃあ、その六は何から出てるのかということになってくるよね。これはね、この世というのは、三つのエネルギーが基礎になっているのは知っているよね。★つまり、ラジャス・タマス・サットヴァという。言い方を換えるならば、善性・動性・暗性、あるいは熱、それから音のヴァイブレーション、それから光という。それはわかるかな。
      (質問者M)なぜ〈六かける二が、あ、〉三かける二が六なんでしょうか。(尊師:笑)もう一つ思うのは、
      (尊師)ちょっと待って、陰陽【いんよう】だ。
      (質問M)はい?
      (尊師)陰陽。
      (質問者K)陰陽ですか。
      (尊師)そうだ。
      (質問者K)陰と陽ですね。
      (尊師)そうだ。だから六が素数になってるんだよ。
      (質問者M)ああ、そうですか。そうしますと、〈人間に、〉人間の@宇宙?@の数が、すべて、何て言うんですか、今の、ちょっと最近の理論忘れたんですけども、皆相似形になってると思うんですね。
      (尊師)ん? @もう一度言って?@。
      (質問者M)相似形。相似た形になるんで、
      (尊師)〈うん。ああ、わかるわかる、それはわかるよ。〉
      (質問者M)相似形に作られていっていると思うんです。つまり、人間ていう、そもそも宇宙だったときには人間を知れば宇宙を知ることができる。そうしますと、先生が先程、六を素数としているとおっしゃいましたが、人間の中の大きなチァクラは七つあります。で、一つ余計じゃないんでしょうか。
      (尊師)いや、チァクラは六つだよ。
      (質問者M)ということは、サハスラーラはすべてということですか。
      (尊師)サハスラーラはチァクラとは言いません。どこでもチァクラとは言いません。便宜上、チァクラと使っているだけであって。
      (質問者M)まあ、エネルギーの、各次元からエネルギーの、流出したり取り出したりしている、そのエネルギーの交換口で、
      (尊師)違う。サハスラーラはそうではない。
      (質問者M)サハスラーラだけが違うってことですか。
      (尊師)違います。
      (質問者M)ほかはエネルギーの交換の窓口と考えてよろしいですか。
      (尊師)そのとおりだ。動物にムーラダーラ・チァクラがあるのは知ってますか。
      (質問者M)それはわかります。
      (尊師)そして、動物のサハスラーラ・チァクラがムーラダーラ・チァクラっていうのは知ってるかな。
      (質問者M)えっ? (一同:どよめき)
      (尊師)知らないだろ。だから、すべてのヨーガを成就しなければいけないとわたしは言っているんだ。このサハスラーラ・チァクラは人間界のチァクラじゃないんだよ。ここまでは人間界@で?@。
      (質問者M)ということは、ムーラダーラの下もあるということですね。
      (尊師)あります。
      (質問者M)ということは、サハスラーラの上のまた六つのその先の、七つ目はまた違う次元につながってるというふうに考えてよろしいですか。
      (尊師)そのとおりです。
      (質問者M)ゆっくり考えてみます。ありがとうございました。(一同:笑)
      (尊師)あまり、何て言うのかな、僕の隠していることを引っ張りださないでくれよ。
      (質問者M)というのは、かねがね僕自身、あれ、あの、
      (尊師)というのはね、
      (質問者M)わからなくて、いろいろ自分なりに考えてたもんですから。
      (尊師)というのはね、あまりしゃべるとこんがらがってくるだろう、わたしと話してると。そうでもないかな。
      (質問者M)そうでもありません。
      (尊師)ああ、そうか。
      (質問者M)わからないところがわかって、大変参考になりました。
      (尊師)うん。でも、この中で多分こんがらがった人が出てるんじゃないかな、たくさん。あんまりしゃべりたくないんだ、だから。
      (ケイマ大師)はい。あ、ご質問ですか、どうぞ。
      (質問者N)先生、今、6っていう数字が@くった?@ことに関連して質問するんですけども、キリスト教では『ヨハネの黙示録』に、悪魔の数字は666【ろくろくろく】だっていうふうに@……@(一同笑)【※ここは笑い声で聞き取れない】、それはどういうような意味なんでしょうか。
      (尊師)あれは神通力者を表わしているんだよね。あれはアージュニァー・チァクラを意味しているんだよ、666【ろっぴゃくろくじゅうろく】というのは。1、2、3、4、5、6でしょ。この肉体次元のチァクラ、それからアストラル次元のチァクラ、それからメンタル次元のチァクラ、この三つ足して666【ろっぴゃくろくじゅうろく】なんだよ。そしてね、それは何を表わしているかというと、神通力者だけども解脱していないと。その人は悪魔ですよということを表わしている。いいかな、それで。だから、力はあるけども、とんでもない方向に引っ張っていきますよということだ。いいですか、それで。
      (質問者N)それ@であると?@三つこう六が……。
      (尊師)だって、メンタルまでもしチァクラが開いてなかったら、その人は大した力はないよ。それぐらいのパワーを持っている人だということです、その666【ろっぴゃくろくじゅうろく】の方【かた】は。いいかな。例えば66【ろくじゅうろく】だったら、大したことできないよ、これ。わかりづらければ突っ込んで聞いていいよ、もっと。
      (質問者N)じゃあ、最後のサハスラーラまでいけないときに……
      (尊師)そういうことだ。うん。
      (質問者N)完全に成就してないということ……ですか。
      (尊師)そうだね、成就してないということだね。しかし、メンタルの六百、メンタルまでいってるということは相当すごいけどね。
      (ケイマ大師)ほかにご質問があればどうぞ。
      (質問者O)はい。
      (ケイマ大師)はい、そちらの方。
      (質問者O)あ、●●といいます。人間の脳は、大体、一〇〇パーセントあるうちに、三パーセントぐらいしか使われてないと言われてますが、もし一〇〇パーセントすべて、何ていう……
      (尊師)使えるようになったら、
      (質問者O)使えるようになったら、何次元ぐらいまで理解できるんでしょう(か)。
      (尊師)いや、あの、脳とは関係ないですよ、全然。理解する力というのは。
      (質問者O)あ、じゃあ、言い方換えて、先生の認識では何次元ぐらいまで、@そこらへんで?@あると思いますか。
      (尊師)はっ? わたしの何ですか。
      (質問者O)認識では何次元ぐらいまで@あるんでしょうか?@。
      (尊師)あの、次元ですか。
      (質問者O)はい。
      (尊師)その次元の世界というふうにたとえたら、ちょっと数えてみましょうかねえ。ちょっと待ってください@……@。大きな次元差かな、小さな次元差かな。
      (質問者O)三次元、四次元ていう考え方……。
      (尊師)あ、そういう大きな次元差だね。ということは、@……@、十九かな、十九次元だね。そういう言い方をしたならば。
      (質問者O)で、十九次元って考えたら、ここは三次元ですか。
      (尊師)ここは三次元ですね。
      (質問者O)わかりました。ありがとうございました。
      (尊師)はい。
《テープ2   A〜B面》
あのね、実は、ムーラダーラにもアストラル・ムーラダーラ、それからメンタル・ムーラダーラがあるんだよ。もちろんスヴァディスターナにも同じ、全てのチァクラにあるんだね。対応しているわけだ、それは。わかりますね、それは。
      (質問者O)@わかりません?@。
      (尊師)そうすると例えば、まあ仮にアナハタ・チァクラが開いたとしましょうね。そうすると、肉体次元のアナハタじゃなくてアストラル次元のアナハタが開いたら、当然アナハタ・チァクラに行って、アナハタのアストラル世界に行くと@いうことですね?@、これはね。いいですか、言ってる意味は。
      (質問者O)ええ。で、アストラル体とその、メンタル体の違い……。どうしてかと言いますとそれは、要するにサハスラーラを@通さなくても行けるわけですか?@。
      (尊師)アストラルには@行ってくる……?@
      (質問者O)いや、アストラルじゃなくて、アストラルからメンタル体@……?@。
      (尊師)うーん、行けないことはないね。うーん、ただ低いよ。つまり、こう、どう言ったらいいの(かな)、例えばここにマニプーラがありますね。で、アナハタがありますね。で、例えばこういう区切りがあるとしましょう。ありますね。そうすると、マニプーラのアストラルには行けるけども、マニプーラのメンタルには行け@るけど?@。例えば、マニプーラが開いたからといって、アナハタのアストラルには行けないね、当然。つまり、わたしたちは大きく分けると三つ、それは肉体と、それからアストラル体と、それからコーサル体、@幽体?@という三つを持ってます。で、このアストラル体をメンタル体とアストラル体というふうに分けます、@よね?@。で、大切なことはここなんだけども、いいですか。
      (質問者O)先生、すいません、もう一度繰り返していただけませんか。
      (尊師)はい。
      (質問者O)そこのところ。
      (尊師)はい。わたしたちの大きく分けると、この肉体と、それからアストラル体、そしてコーザル体、この三つを持っています。持っているというか、〈そん〉あるというかね。そして、この〈アストラル体を大きく分けると、あ、〉アストラル体を分けると、それはメンタル体とアストラル体ということになる。そして、肉体を分けると肉体とエーテル体ということになります。
      (質問者O)ということは、先生の今アストラル体を二つに分けられましたアストラル体がいわゆる、ほかで言いますと、ほかのも入ります幽体と考えてよろしいですか。
      (尊師)意味が違うんだよ。
      (質問者O)そのへんの定義が……
      (尊師)その違うというのは、僕の言う体【たい】というのは世界なんだよ。世界におけるその、〈た〉何て言うかな、活動@要因なんだよ@。あ、そうか、そういう意味で言ったら幽体と言ってもいいのかなあ。どうもしかし違うんだなあ。――うん、じゃあアストラル体は幽体にしとこう。一応動きがあるから。
      (質問者O)はい。
      (尊師)コーザル体は動きがないんだよね。そこで静止していて、情報が勝手に入ってくるという形なんだよ。――今回の説法はずいぶん引っ張り出されるなあ。僕はあんまりしゃべりたくないんだけど。
      (質問者O)上に行けば上に行くほど、超密度の超情報社会になるわけですね。そういうふうに考えてよろしいですか。
      (尊師)そうだね、それでいて、そのコーサル体に入った場合は動きがストップします。そして、もう情報だけになっちゃう、完全な。
      (質問者O)つまり、寂静【じゃくじょう】になっちゃうわけですね。
      (尊師)うん?
      (質問者O)寂静【じゃくじょう】、涅槃寂静の寂静。
      (尊師)そうだね、そのとおり@だ?…@、なる、なるね、そのとおりです。
      《もとの起こしはここまで》

      《原本写しテープは一月三日、四日全く同じで、ここで切れ目はない(●●)》
      《ここから新たに●●起こし(951229)》
      ※販売用テープ2-5「質疑応答集」

      (ケイマ大師)〈ご質問は〉ご質問をどうぞ。はい。
      (質問者P)あの、夏のゼミのビデオを見せていただいたんですけれども、核戦争は必ず起きると先生が断言しました@ビデオ?@があったわけですが、わたくし個人としては富士山のそばに住んでるもので、富士山の爆発と、それから核戦争と、それから日本の沈没というこの三つに非常に、
      (尊師)引っかかっているわけですね。
      (質問者P)ええ、心配と言いますか、やはり、先生がお話にお答えしたくないというようなことをお聞きして出てたんですけども、いつごろといいますか、必ず起きるものなのかどうかという……。
      (尊師)必ずそれは起きます。
      (質問者P)この三つは必ず起きる、
      (尊師)起きます。といいますのはね、四月の〈わたし、〉精進湖でのわたしの修行のときに、周りの者に話してるんですよ。それは、ここにいるあそう君たちと一緒に修行してましてね、で、まず富士に関連する火山帯から先に爆発する可能性が強いわけです。で、それが、大島だったっけ?
      あれ、違う?
      三原山でね、大島の三原山が爆発しましたよね、予定どおり。あるいはここは富士山は、まあ八七か八じゃないかと考えているんだけども、その前にきちんときてるわけですね、一応は。だから、富士の爆破【△】可能性っていうのは非常に強いですね、そういう意味で言ったら。まず第一段階ですね。で、核戦争は必ず起きます、これは。まあ、仏陀がそうですね、三万人ぐらい現われたら@でる?@でしょうね。もう一つは何でしたか?
      富士山の爆発と?
      (質問者P)日本沈没ですね。
      (尊師)これもちょっと避けられないでしょうね、今のところ。ただそれは、あとオウムの拡張率というか、オウムが今からどれくらい大きくなって、仏陀を何人出すかによってちょっと変わってはくるでしょうけども。
      (質問者P)それぞれいつごろっていうのは……。
      (尊師)順番からいったら爆発、これが一発目にくるでしょう。そして沈没、核戦争でしょうね。
      (質問者P)沈没した場合は全部……
      (尊師)ええ、可能性はありますね。その可能性は。
      (質問者P)先に沈没がくるんですか。
      (尊師)沈没がきます。
      (質問者P)それから核戦争。
      (尊師)そうですね。ただ、阿蘇山の周辺は残りますね。それから青森の周辺ですか、あそこは残りますね。だから、外国にもし行くチャンスのある方は、もうしっかりと永住権を握って(一同笑)、いや、特にアメリカなんかだったら核シェルターのね、あるそばに、しっかりと陣を構えて、自分の核シェルターをお買いになったらよろしいと思います。
      (質問者P)オウムの道場が東京にあるときは、まだ東京は大丈夫だっていう……。
      (尊師)ええ、もちろんそうです。わたしが東京にいる間は大丈夫です。(一同笑)現に、わたしが東京に陣を構えてから、地震の回数は減ってきてますからね、東京の。これはあの、自然神というのはおもしろいもんで、決してそういう生命体が一つでも二つでもあるときはいじりません。その時期をずらします、必ず。でもわたし、シヴァの命令で、少なくとも今年中には道場を用意してそちらの方に移れと、麻原、言ってますので、ちょっと危ないですね、ちょっとね@東京は?@。
【※ここは笑い声でほとんど聞き取れない】
(一同笑)まあ@あと?@ミニセミナーに来るぐらいでは仕方がないんじゃないかと思いますけどね。
      (質問者P)そうすると、富士山の爆発はもうすぐ近い将来というふうに考えて……。
      (尊師)ええ、そうですね、まあ一年から二年ぐらい。
      (質問者P)@……@。
      (尊師)そんなことはない。だって、距離を考えてごらんなさい。今回爆発した三原山から富士山の距離を。大したことはないから。富士山で瞑想してごらんなさい。必ず見えるから、富士山の爆発するヴィジョンが。うん。これはあの、世界の予言者たちも予言してますよ。まあ、富士にもし道場が構えられたら救えるかもしれないけどね。まあ一応、構想の中には富士という構想もあります、今、オウムの道場はね。
       今何時? (ケイマ大師:十一時です)続けよう。
      (質問者Q)@……@
      (尊師)はい。
      (質問者Q)@……?@点なんですけども、下位のなんかチァクラがメンタル体、そういうメンタル世界の、上のチァクラだけはそうせいがあるけれども、低いチァクラなんか、低いなんか、@……@
      (尊師)つまり、あのね、先程わたしはこういう言い方をしたよね。ここから、ここまでの間にチァクラが存在していますよって。それは連続してますよという話をしたのを理解できてますか。それと同じなんだよ。つまり、どういうことかというと、下から上というものは、開いてない限りできないんだ。ところが、例えばね、マニプーラまで肉体次元のチァクラ、それからアストラル次元のチァクラ、メンタル次元のチァクラ、開いてますね。そうすると当然、マニプーラからアストラル、マニプーラ・アストラルね、それからメンタルには入ることができるわけだよ。ところが、アナハタには入ることはできないよね、当然まだ、まあ開いてないわけだから。当然だよね。――そのことを聞きたかったんだろ?、今。
      (質問者Q)ええ。そういう可能性もあるんじゃないんですか、@……@チァクラに対する@……@とか、
      (尊師)もちろん@……@
      (質問者Q)@……@
      (尊師)よく霊障だ霊障だ霊障だって言ってらっしゃる方いるよね、あの仕事の関係上。あれは実際はマニプーラ・チァクラばっかし使っているとそうなるんだよ。マニプーラ、あとスヴァディスターナ。自分だけのチァクラを使うと@それが見える?@。本当にきたないものばっかし見えるから?@【※雑音で聞き取れない】僕なんか、シャクティーパットやらない限り、きたないもの出てこないけどね。
      【※ここからしばらく雑音でよく聞き取れない】
      (質問者Q)@……@
      (尊師)というよりもすべてを@……@ね。@……@。
      (質問者Q)@……@。阿含宗を捨てて@……@。
      (尊師)それは桐山先生にお聞きになったらいいよ。というのは、あれは阿含宗のあれ、仏陀のアーガマを@広告にor酷似??@してるよね。仏陀のアーガマの中にどこにもああいう成仏なんか、説いてないよ。現に、何も成仏しない。だって、あれは(あ)そこは裸の王様が@同然だ?@。わかるかな、裸の王様というのは。みんなが、あるんだ、あるんだ、確かにあるよ。しかし、それは、ああゆうことをやっても効果のない@世界です、あれは?@。それを、ね、そんな大したことないのに、あるんだ、あるんだ、あるんだ、あるんだと吹聴し、そして精神的に圧迫を加えてね、逆にみんなを苦しめている。ただ、修行者にとってはいいことだけどね、カルマを落としてくれるから。そこで布施をして、@……@し、一応あそこで使っているマントラっていうのは、密教の普通のマントラを使っているから、それはいいと思うよ。ただ、成仏@護摩?@をかけてもらったら、ねえ、あそこの人たちのエネルギーを受けることになるから、やっぱカルマをしょうんじゃないかな。それでいいかな。
       それからね、皆さんに一言、言っときたいのは、過度の罪悪感を持ってはいけないよ。それはね、どういうことかというと、これは十二月のある日にね、女性にどうしてもと頼まれてシャクティーパットをやったんだ。そうするとね、コーサル体に赤ちゃんが見えるんだよ。赤ちゃんっていうか、生後三カ月ぐらいの子供の形が。で、「あなたは、水子供養をしましたね」と聞いたんだ。そしたら、「ええ、ものすごく苦しんでいます」と。「まだ水子はいますか?」と言われた。
       ところが、これは水子がいるんじゃないんだね。その人が、心の中で水子のことを気にしすぎていて、コーサル体にきちーんとした印象として残っているわけだ。だから、その人はそれによって人生を狂わしているんだね。例えば恋愛恐怖症になってくるだとか、男性不信になってたとか、そういう状態が起きている。案外このパターンの人が多い、わたしに言わせると。
       もう例えば、罪を犯したら犯したでそれは仕方がない。そして、せっせと功徳を積んだ方がいいと思う。過ぎた過去のね、過ちを追い求めてても仕方がないんだよ。まあオウムは、男性会員がほとんどだから関係ないかもしれないけどもね。
       現に、バグワンは〈できるだけ、〉できるなら堕胎しなさいと言ってるよね。釈迦牟尼も子供を下ろす殺生については肯定も否定もしていない。まあ、これは非常に難しいとこだ、罪であるか罪でないかという部分はね。わたしも今は、肯定の立場もとってなければ否定の立場もとっていない。ただ条件はだよ、先程言った、邪淫をして適当に子供を下ろす、これはもう最大のカルマだろう。だから、すべて条件によって結果は変わるんだということを理解してほしいんだ。それは今のあの、その成仏法とね、関連してつけ加えておきたいと思う。
      (ケイマ大師)隣の方どうぞ、あなた。どうぞ。
      (質問者R)『超能力秘密の開発法』とか、先生の『生死を超える』とかを読んだら、クンダリニーの覚醒ということについてお聞きしたいんですけれども、初歩的な覚醒があって、本格的な覚醒があると思ったんですけれども、それから、アストラル体次元での覚醒があって、メンタル体次元での覚醒もあるって聞いた、なんかそんな記憶、わからないんですが、『超能力秘密の開発法』では、本クンダリニーが覚醒する段階までいくと、解脱が非常に近いとも書いてあったように思うんです。
      (尊師)うん、そのとおりだね。
      (質問者R)でも、ああ……
      (尊師)アストラル、肉体@次元?……?@【※ここは咳で聞き取れない】、わたしたちが一番克服しなければならないのは、この世に生きているわけだから肉体なんだよ。それはわかるか、まず。つまり、この肉体次元をまず克服できれば、それほどあとは難しくない。修行の熱意さえあればね。だからまず、いいかな、クンダリニーを覚醒させることが一番難しい、第一段階でだよ。それは要するに、スタートラインについたようなもんだ。そして、次は、肉体次元のクンダリニーだね。でも、その本クンダリニーの覚醒、つまり、スシュムナーを〈通す、〉クンダリニーが通る前にね、まずアパーナ気が上昇するんだよ。いいかな。次に、クンダリニーの覚醒が起きる。そして、アストラル、メンタルとクンダリニーが覚醒していくけども、今言ったとおり、肉体次元のクンダリニーが一番難しいんだよ、これは。なかなかいないからね、最終段階までいった人は。あのゴービ・クリシュナの『クンダリニー』って本読んだことあるかな。
      (質問者R)いえ。
      (尊師)それはないか。
      (質問者R)はい。
      (尊師)あの中では全く在家の修行者でね、その、まあ僕に言わせると無智なんだ、彼は。エネルギーをロスしすぎて、まあ結局、苦しみながら最終段階までいったという話が載っているんだけどもね。彼は、肉体次元からアストラル、それからメンタルまで非常に時間がかかっている。しかし、エネルギーのロスさえなければ、あとは自動的にいくんだよ。まともに特に修行していればね。だから、肉体次元のクンダリニーが覚醒してサハスラーラに到達する。ここまでくるともう解脱は近い、非常に。わかるかな、言ってることは。
      (質問者R)はい。あ、それから、本クンダリニーがサハスラーラまでいってなくても、例えばスヴァディスターナまで上がっているか、スヴァディスターナ・チァクラが開いている段階で、熱のヨーガの段階には入れない。あの先生の本では、悦があって、喜があって、で、三昧に入ってからバルドのヨーガとか、ヨーガ・タントラに〈入る〉入れると書いてあったんですけども、例えばアナハタ・チァクラまで一度いって、〈いった、いって、〉それで夢見のヨーガに入ったりすることはないんですか。
      (尊師)そうだね、……それはプロセスの問題だな。というのは、三昧という意味が違うからね、一言で言うと。三昧のときにはね、呼吸は停止します、ほとんど。そして、瞑想に入るよね、それからずっと意識が連続しているんだよ。君たちのいう夢見のヨーガというのは、今途中でたぶん@分断?@してると思うんだ。例えばアナハタが開いている場合に起きることというのは。わかるか、わたしが言ってることは。
      (質問者R)まだ経験してないんで……。
      (尊師)いや、そうじゃなくて、わたしの説明していることはわかるか?
      (質問者R)はい。
      (尊師)例えば、わたしが先程地獄の話をしたよね。あれもそうだよ。例えば、瞑想に入っていて、スッと抜け出して、ドーンとその階層が落ちていく。その全階層を落ちていくプロセスがちゃんと見えてるんだよ。わかるかな。これはバルドのヨーガに属する@……?@。ところが、マニプーラが開いている場合は、ふと気づいたらもう固定されているわけだ。その、先程言った、ね、大根すりみたいなものに。そこは違いがあるんだよ。だから、瞬間的に垣間見ることはできるわけだ、チァクラが開いていれば。ところが、正確な知識として、それを自分のものにすることはできないわけだよ。いいかな。
      (質問者R)はい。
      (尊師)つまり、始めから終わりまでを完璧に理解するためには三昧が必要なわけだ。いいか。
      (質問者R)はい。
      (ケイマ大師)はい、それではじゃあ、後ろの方。
      (質問者S)植物ですとか、岩とか、まあ山とか、水そのものに転生【てんせい】するということはないんでしょうか。
      (尊師)植物はありますが、岩や山はありません。ただね、それを管理している担当界【?】に転生することはありますよ。よろしいですか、それで。
      (ケイマ大師)よろしいですか?
      (質問者S)植物には真我があるわけですね。
      (尊師)どうかな、あの、それは難しいんだね。その、例えば人間に真我があるかというのと同じで、例えば真我というのは、@……@ここに、ねえ、わたしたちの肉眼では絶対見ることのできないぐらいの大きさなんだよ。だから、〈植物にもあると言っておも、あ、〉植物にもあるし、人間にもあるというふうに思ってください。
       もっと言い方を換えればね、こういうふうに理解してほしい。成長するものね、要するに、成長するものには真我があるというふうに考えてください。よろしいですか。例えば岩は成長しないよね、あれは。水も成長しないよね。だから生【せい】、それから老、死、これを繰り返すものには真我が存在するというふうにお考えください。
      《テープ途切れ》
      (質問者T)《おそらく途中から》それについてもう少し、@考え方あります?@でしょうか。
      (尊師)今何時?
      (ケイマ大師)十一時十五分です。
      (尊師)十五分か。ちょっと疲れました、少し。それから、この時の理論というものはねえ、非常に、まあ簡単に説明するけども、難しいんだよ。時というものは波なんだよね。そしてその波を超越すると、わたしたちはその波の流れに乗っかってるから、動いてるけどね、大変だと思っているけど、それを上から見ると、単純な逆に平面にすぎないんだよ。まあ、ここまでにしとこう。これ以上話すと、――わたしの感想だよ、――これ以上話すと皆さんの中で、オウムの講義は難しすぎるという、ね、批判も出るかもしれないから。
      (質問者T)先生、その点で一言だけ言わせていただいてよろしいですか。
      (尊師)はい。
      (質問者T)僕の考えなんですけど、例えばコンピューターのプログラムがありますね。それを機械にかけて、ジェネレイト【generate】して、それを展開させますよね。それが時間というふうに考えたらよろしいですか。
      (尊師)あ、そうだね。それで……
      (質問者T)それでよろしいですか。
      (尊師)はい。それでいいと@思います?@。
      ――あの、じゃ、@……@。
      ※↓以下は販売用テープにない
      《☆から最後までは水色レーベルのテープにしか入っていない》
      ☆やっぱりヨーガによってチァクラの話した方がいいね。

【※スタッフに向かって?】
       〈それ、うん、うん、ちょっと待ってね。〉それから説法の最後にね、わたしが意志のヨーガ、書いといてね、これは。いいかな。これはラトナサンバヴァに属して、宝生、宝を生み出すと言ったよね、宝生如来のヨーガであると。見てごらん。このとおり、衰弱しきっているはずなのにね、きちんと熱を下げて、ぴんぴんとしている。肉体についての綜制ですらそれだけの効果があるんだから、ましていわんや現世の、たかだか例えば金を集めるだとか、あるいは、就職でいい就職をしたいだとか、いい結婚をしたいだとか、そんなのはもう遊びだ。
       そして、ヨーガ・スートラの一句を思い出してほしい。それはね、@いねん?@の力によって動かしたものについてはカルマにならないと。しかし、何か物理的な操作をやった場合には、カルマになるといういふうに書かれている。だからといって悪用してはいけないよ、あまり。そして、宝生という意味はそこからきてるということだね。この意志という意味からきてるってことだ。
      (ケイマ大師)じゃあ、説明しました厄除け五仏曼陀羅まだもらってない方、前の方に来てください。――ほかにいらっしゃいませんか。
      (尊師)よし、それでは今日の説法は終わります。あいさつ。
      〈オウム三唱〉
      (尊師)@……@解散して、サンガと@……@。
      (ケイマ大師)じゃ、一応これで解散したいと思います。ご苦労さまでした。
      (一同)どうもありがとうございました。
      (ケイマ大師)今日お帰りになられる方は、午後の一時半までに@……@荷物をまとめて来てください。で、今日の食事がじゅう、録音切れ》


      《雑談》
      《ここから●●起こし》
      (尊師)ケイマ。
      (ケイマ大師)はい。
      (尊師)おまえなんでボーッとしてるんだ?
      (ケイマ大師)はい。
      (尊師)ちゃんと@つけ?@。
      (ケイマ大師)はい。
      (尊師)@……@っての、わかるか。
      (?)わかります。
      (尊師)@よしひろ?@、こうしておいたからね。あのね、普段自分で、呼吸を止めてここを一生懸命さすりなさい。左側の@……肝心だ?@。止めていいよ、@保息は?@。こちら側を止めてごらん、こちら側でしょ、かゆいのは。こちら側の方が気持ちいいでしょ。気の働きが悪いから@……@。それから頭の@金庫の中……まとめてきてる?@から、@今日中に?@くるから安心しなさいと。いいね。
      (?)どうもありがとうございます。
      (尊師)うん。
      (ケイマ大師)@先生?@、もう@五or九?@時半ですよ。
      (尊師)うん。もうちょっと待って。@すぐ?or七時に?@終わるから。
      (尊師)はい。それであの、@……@。
      (ケイマ大師)え?
      (尊師)@……@
      (ケイマ大師)どの人。
      (尊師)@……@
      (ケイマ大師)あ、前@よくあつ?……@、この方の前の方ですか。
      (尊師)いや、違う違う。
      (ケイマ大師)そうじゃない……。何、何ておっしゃいまし@た?……@
      (尊師)いや、こちら@向いてとゆうべ?@言った人。
      (信徒)わたしです。
      (尊師)あ、あなたですか。
      (信徒)はい。
      (尊師)ちょっと@……@座ってください。病気を持ってませんか。
      (信徒)いや、それはありませんでした。
      (尊師)別にないですか。
      (信徒)はい。
      (尊師)@……@ないですね。何にもなりませんでしたか、全く。
      (信徒)はい。
      (尊師)担当はだれがしましたか。
      (信徒)女の方でした@ですけど?@。
      (尊師?)名前覚えてない……。
      (ケイマ大師)場所はどこでしたか。@……@一番初め。
      (尊師)これはあれだ、あのう、ちょっと待ってくださいね。これは、ケイマとかじえ、えーとケイマじゃない、ケイマとオーロビントの班で@やりなさい?@。
      (ケイマ大師)はい。
      (尊師)頭のイメージが上がってるよ、@ちゃんとやれ?@。
      (尊師?)えーと、こちらに来てくださいって言った方、これだけいらっしゃるんですか。
      (信徒)はい。
      (尊師)時間ありますか。あればセットが終わってからの方がいいと思うんだけども、みんなで。いいですか。
      (数人)はい。
      (尊師)じゃあセットが終わってからちょっと呼びますので。名前控えといてくれ。
      《ここまで谷口起こし》
      《テープ終了》

         

              
                 

 

            


 

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